乱戦エリア概説 [edit]

 このコーナーはSW2.0のルール上の最難関と言われる「乱戦エリア」の概念を大雑把に説明するものです。
 このコーナーでの解説はあくまで「公式文献に基づいた要約された独自解釈」です。正しいルールを知りたい方はルールブック1の144~162p.、ルールブック3の319p.や公式サイトQ&Aなどにより正確で詳しい説明が掲載されていますので、そちらをご参照下さい。

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乱戦エリアって何? [edit]

 乱戦エリアとは「敵対陣営間での近接戦闘が行われている広がりを持った領域」です。
 乱戦エリアの中に存在しているキャラクターの中でも、実際に近接戦闘に参加しているキャラクターを「乱戦状態にあるキャラクター」と呼んで区別します。
 乱戦状態にあるキャラクターは便宜上、全員乱戦エリアの中心点に存在するものとして扱われ、厳密な座標管理の対象になりません。頻発するケースではありませんが、乱戦エリア内にいる「乱戦状態にないキャラクター」は中心点以外に存在でき、座標管理の対象になります。

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乱戦エリアの扱い [edit]

 乱戦エリアは参加人数(参加者の部位数合計)に応じたサイズの「不完全な遮蔽物」として扱われます。参加人数が2人(部位)なら半径2m、3~5人(部位)なら半径3m、6~10人(部位)なら半径4m、11~15人(部位)なら半径5m、16~20人(部位)なら半径6mの平面的な広がりを持つ、高さを持たない遮蔽物です。高さを持たないというのは、SW2.0の戦闘ルールに高度の概念が無く、飛行能力を持ったキャラクターとそうでないキャラクターとの間で自由に近接戦闘が行えるため、高さを定義する意味が無いからです。また、21人(部位)以上の参加者が存在する乱戦エリアはルールでは定義されていません。
 乱戦エリアに限らず、遮蔽物は射撃攻撃や魔法攻撃の射線を阻害します。乱戦エリアに参加していない敵陣営のキャラクターは半径1mの遮蔽物として扱われます。《鷹の目》の戦闘特技があれば、射線が完全に塞がれていない限り(例えば、隙間のない石壁や扉などが間にある場合)、遮蔽物を無視してその先の対象を射撃攻撃や魔法攻撃の対象に選べます。

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乱戦エリアが引き起こす「誤射」 [edit]

 乱戦エリア内のキャラクターに対して射撃攻撃を行ったり、魔法攻撃を行ったりする場合には、対応する戦闘特技を持っていないと誤射が起こりえます。

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「形状:射撃」における「誤射」 [edit]

 「形状:射撃」の攻撃は射撃武器による攻撃(ボウ、ガンなど)なら《精密射撃》の戦闘特技を、魔法攻撃なら《魔法誘導》の戦闘特技を持っていないと、選んだ対象に依らず、対象に取りうる乱戦エリア参加者の中から完全にランダムに対象を選ばれます。敵味方は区別されません。
 これらの戦闘特技を持っている場合でかつ乱戦エリア内にこれらの戦闘特技を無効化する能力を持ったキャラクターがいない限り、攻撃者は任意に対象を選べます。

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「形状:半径○m/△」における「誤射」 [edit]

 「形状:半径○m/△」の攻撃は《魔法制御》の戦闘特技を持っていないと、△で示された数までの対象に取りうる乱戦エリア参加者の中から完全にランダムに選択して対象に取ります。やはり敵味方は区別されません。
 《魔法制御》の戦闘特技を持っている場合でかつ乱戦エリア内に《魔法制御》の戦闘特技を無効化する能力を持ったキャラクターがいない限り、攻撃者は△体までの任意のキャラクターを対象に選べます。
 なお、「射程:術者」の魔法については、戦闘特技等の前提条件に依らず、術者は自身の任意の部位を対象から外せます。

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「形状:貫通」「形状:突破」における「誤射」 [edit]

 「形状:貫通」「形状:突破」の攻撃は射撃武器による攻撃(ボウ、ガンなど)なら《精密射撃》の戦闘特技を、魔法攻撃なら《魔法誘導》の戦闘特技を持っていないと、選んだ対象に依らず、対象に取りうる乱戦エリア参加者の中から完全にランダムに第一の対象を選ばれます。その後、攻撃者から第一の対象まで引いた直線に沿った「幅2mx長さ『攻撃の射程』m」の領域内に入っている、乱戦エリアに含まれていないキャラクター全員が無条件に攻撃対象となります。さらに同じ範囲内の乱戦エリアに含まれている対象は1d6を振り、1~3なら攻撃対象に含まれ、4~6なら攻撃対象から外れます。この場合も敵味方は区別されません。
 《魔法制御》の戦闘特技を持っている場合は乱戦エリアに含まれていない対象を自由に攻撃対象から外せます。また、乱戦エリアに含まれている対象についても、乱戦エリア内に《魔法制御》の戦闘特技を無効化する能力を持ったキャラクターがいない限り、攻撃者は任意のキャラクターを対象から明示的に外せます(外されなかった対象に命中する確率は変わりません)。
 なお、戦闘特技等の前提条件に依らず、術者は自身の任意の部位を対象から外せます。

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それ以外の遠距離攻撃における「誤射」 [edit]

 「形状:半径○mの空間」「形状:半径○m/すべて」の効果は範囲内の対象全てを無条件で対象に取ります。敵味方は区別されません。

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乱戦エリアの構築と乱戦状態の宣言 [edit]

 乱戦エリアは、味方陣営の手番に対象と同一地点に移動して「乱戦状態の宣言」を行えば、自動的にその地点を中心とした参加人数「宣言者の部位数+対象の部位数」の乱戦エリアが構築されます。既に存在する乱戦エリア内で「乱戦状態の宣言」を行った場合、乱戦エリアへの参加人数が「宣言者の部位数」だけ増加します。これによって乱戦エリアの広さも変化する可能性があります。
 また、敵陣営の手番に「自身の現在地点から制限移動で移動できる範囲内(通常3m以内)」を経路内に含む移動(0m移動を含みます)を敵陣営のキャラクターが行おうとした場合、「乱戦状態の宣言」を行えます。この場合、敵陣営のキャラクターの位置を中心とした、参加人数「宣言者の部位数+対象の部位数」の乱戦エリアが構築されます。
 同様に、敵陣営の手番に「自身の参加している乱戦エリア内」を経路内に含む移動(0m移動を含みます)を敵陣営のキャラクターが行おうとした場合、「乱戦状態の宣言」を行えます。この場合、当該乱戦エリアの中心点に移動しようとしたキャラクターの位置が変更され、移動しようとしたキャラクターは乱戦状態に巻き込まれます。

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乱戦エリアからの離脱 [edit]

 乱戦エリアからの離脱には、1ラウンド全てを使って主動作で「離脱宣言」を行う必要があります。【ヘイスト】の魔法の効果や2つ以上の部位の存在などによって主動作の回数が増えている場合でも、全ての主動作を「離脱宣言」に消費しないと、「離脱宣言」は成立しません。
 「離脱宣言」を行った場合、次の手番まで回避力判定に-4のペナルティ修正を受けます。このペナルティ修正は、「離脱宣言」を行なっているキャラクター以外の味方陣営のキャラクターの部位数が敵陣営の部位数の2倍以上なら免除されます。
 「離脱宣言」を行ったラウンドの次のラウンドの手番に「離脱宣言」を行ったキャラクターは「通常移動」または「全力移動」を移動方法に選択でき、その移動方法の範囲内へ移動して移動方法の制限内で行動を行えます。つまり、乱戦エリアからの離脱には2ラウンドかかることになります。無論、2ラウンド目に別の乱戦エリアへ移動して近接戦闘を行なっても構いません。
 また、戦闘特技《影走り》を習得しているキャラクターはこれらの制約を受けず自由に乱戦エリアから離脱できます。

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乱戦エリアの通過 [edit]

 参加者の「味方陣営:敵陣営」の比率が「2:1」かそれより優勢な乱戦エリアは「通過」する事ができます。また、戦闘特技《影走り》を習得しているキャラクターはこれらの制約を受けず自由に乱戦エリアを「通過」できます。

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質問等 [edit]

最新の10件を表示しています。 コメントページを参照

  • 即座に返答できるわけではありませんし、正確な返答ができるわけでもありませんが、質問等には可能な限り真摯に対応いたします。お気軽にお尋ねください。なお、私の回答はあくまで「私見」です。参加している卓のGMの裁定や公式裁定と食い違った場合には「必ず」卓のGMの裁定や公式裁定の方を優先して下さい -- あき 2011-11-17 (木) 13:03:23
    • CldgqUgVuDpmHvwVdmT -- otpmzqmgr? 2017-09-20 (水) 00:36:53
      • GRuOXCGQoFGToo -- jlrfknagp? 2018-05-25 (金) 06:25:42
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Last-modified: 2012-10-01 (月) 00:57:58 (4231d)
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