乱戦エリア概説 このコーナーはSW2.0のルール上の最難関と言われる「乱戦エリア」の概念を大雑把に説明するものです。 乱戦エリアって何? 乱戦エリアとは「敵対陣営間での近接戦闘が行われている広がりを持った領域」です。 乱戦エリアの扱い 乱戦エリアは参加人数(参加者の部位数合計)に応じたサイズの「不完全な遮蔽物」として扱われます。参加人数が2人(部位)なら半径2m、3~5人(部位)なら半径3m、6~10人(部位)なら半径4m、11~15人(部位)なら半径5m、16~20人(部位)なら半径6mの平面的な広がりを持つ、高さを持たない遮蔽物です。高さを持たないというのは、SW2.0の戦闘ルールに高度の概念が無く、飛行能力を持ったキャラクターとそうでないキャラクターとの間で自由に近接戦闘が行えるため、高さを定義する意味が無いからです。また、21人(部位)以上の参加者が存在する乱戦エリアはルールでは定義されていません。 乱戦エリアが引き起こす「誤射」乱戦エリア内のキャラクターに対して射撃攻撃を行ったり、魔法攻撃を行ったりする場合には、対応する戦闘特技を持っていないと誤射が起こりえます。 「形状:射撃」における「誤射」 「形状:射撃」の攻撃は射撃武器による攻撃(ボウ、ガンなど)なら《精密射撃》の戦闘特技を、魔法攻撃なら《魔法誘導》の戦闘特技を持っていないと、選んだ対象に依らず、対象に取りうる乱戦エリア参加者の中から完全にランダムに対象を選ばれます。敵味方は区別されません。 「形状:半径○m/△」における「誤射」 「形状:半径○m/△」の攻撃は《魔法制御》の戦闘特技を持っていないと、△で示された数までの対象に取りうる乱戦エリア参加者の中から完全にランダムに選択して対象に取ります。やはり敵味方は区別されません。 「形状:貫通」「形状:突破」における「誤射」 「形状:貫通」「形状:突破」の攻撃は射撃武器による攻撃(ボウ、ガンなど)なら《精密射撃》の戦闘特技を、魔法攻撃なら《魔法誘導》の戦闘特技を持っていないと、選んだ対象に依らず、対象に取りうる乱戦エリア参加者の中から完全にランダムに第一の対象を選ばれます。その後、攻撃者から第一の対象まで引いた直線に沿った「幅2mx長さ『攻撃の射程』m」の領域内に入っている、乱戦エリアに含まれていないキャラクター全員が無条件に攻撃対象となります。さらに同じ範囲内の乱戦エリアに含まれている対象は1d6を振り、1~3なら攻撃対象に含まれ、4~6なら攻撃対象から外れます。この場合も敵味方は区別されません。 それ以外の遠距離攻撃における「誤射」「形状:半径○mの空間」「形状:半径○m/すべて」の効果は範囲内の対象全てを無条件で対象に取ります。敵味方は区別されません。 乱戦エリアの構築と乱戦状態の宣言 乱戦エリアは、味方陣営の手番に対象と同一地点に移動して「乱戦状態の宣言」を行えば、自動的にその地点を中心とした参加人数「宣言者の部位数+対象の部位数」の乱戦エリアが構築されます。既に存在する乱戦エリア内で「乱戦状態の宣言」を行った場合、乱戦エリアへの参加人数が「宣言者の部位数」だけ増加します。これによって乱戦エリアの広さも変化する可能性があります。 乱戦エリアからの離脱 乱戦エリアからの離脱には、1ラウンド全てを使って主動作で「離脱宣言」を行う必要があります。【ヘイスト】の魔法の効果や2つ以上の部位の存在などによって主動作の回数が増えている場合でも、全ての主動作を「離脱宣言」に消費しないと、「離脱宣言」は成立しません。 乱戦エリアの通過参加者の「味方陣営:敵陣営」の比率が「2:1」かそれより優勢な乱戦エリアは「通過」する事ができます。また、戦闘特技《影走り》を習得しているキャラクターはこれらの制約を受けず自由に乱戦エリアを「通過」できます。 質問等最新の10件を表示しています。 コメントページを参照 |